ツイッターCFO「収益性向上は明確な意思決定で」

経営者会議
2019/10/29 14:30
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講演するツイッターCFOのネッド・シーガル氏(29日、東京都千代田区)

講演するツイッターCFOのネッド・シーガル氏(29日、東京都千代田区)

米ツイッターのネッド・シーガル最高財務責任者(CFO)は29日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演した。ツイッターは一時企業買収を続けていたが、中核分野と異なる事業を閉鎖するなどの改革を進めてきた。これにより収益性を高めたことを説明し、経営判断には経営者による「明確な意思決定が重要だ」と述べた。

同氏はゴールドマン・サックスや米会計ソフト大手イントゥイットを経て、2017年にツイッターCFOに就き、直後の17年10~12月期に上場来初の最終黒字を達成した。直近19年7~9月期はソフトウエアに欠陥が見つかった影響で売上高が前年同期比で7四半期ぶりに1桁台の伸びにとどまった。ただ同期の日間利用者数は1億4500万人で前年同期比で17%伸びている。

シーガル氏は「ツイッターのサービスを(他のSNS=交流サイトと)差異化したことで利用者数が増加した」と述べた。かつてネット広告の企業を買収から2年で閉鎖したことなどで中核のSNS事業に資源を集中できたと明かし「企業価値を高める上で不要なものをなくす勇気を持てたのが良かった」と語った。

さらに1年ほど前、利用者数を示す指標を月ごとから1日単位に変えた。他のSNSサービスでは月間利用者数を使うことが多く、日間では数字が小さく見える弊害があるが「社内と社外で同じ評価方法を使う」と、投資家への透明性を高めている点を強調した。

シーガル氏は「日本は世界2番目の市場で、2ケタ成長している。日本人の使い方も学んでサービスに生かしている」と日本重視の姿勢を示した。利用者が残したい自分や他人のつぶやきを保存する「ブックマーク」の機能は、日本人の利用からヒントを得て世界に広げたという。

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