アサナCEO「生産性向上へシステム集約を」

経営者会議
2019/10/29 12:14
保存
共有
印刷
その他

討論するアサナCEO兼共同創設者のダスティン・モスコビッツ氏(29日、東京都千代田区)

討論するアサナCEO兼共同創設者のダスティン・モスコビッツ氏(29日、東京都千代田区)

業務管理ソフトを手掛ける米アサナのダスティン・モスコビッツ共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は29日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演した。クラウドソフトの利用が広がっているが「たくさんのツールを集約する基盤がなければ生産性は上がらない」と述べ、企業の業務効率化には社内で統一した仕組みを築くことが必要だと訴えた。

アサナはチームごとに日々の仕事の進捗や締め切りを一元管理できるクラウドソフトを提供する。画面上に「やること」などを社員の顔写真付きで入力すると仕事の優先度や期日、社員の繁閑を共有できる。有料版は世界全体で7万社超が導入し、日本では三菱地所ソフトバンクなど導入企業が1千社を超えた。

米マッキンゼーの調べでは、企業ではメールや社内調整などが1週間当たりの勤務時間の6割強を占めるという。モスコビッツ氏は「業務管理ソフトはチーム全体の業務を見える化することで、社内調整など価値を生まない『仕事のための仕事』をなくす」と話した。

同氏は米ハーバード大で知り合ったマーク・ザッカーバーグ氏らと2004年に米フェイスブックを創業した。技術者として同社の初期を支えたが「社内をまとめるのに苦労した経験から業務管理ソフトを開発した」という。

08年にアサナを立ち上げ、企業価値が10億ドル(約1100億円)を超す非上場企業「ユニコーン」に成長した。このほど東京拠点を開設し、日本に本格参入した。サービス開発当初はシステム開発など作業工程が多いIT(情報技術)企業を中心に広がった。今後は「大企業の働き方改革も後押ししたい」と話した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]