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プーチン氏、初のフィリピン訪問へ 中国けん制か

ロシア・ソチで会談したプーチン大統領(右)とフィリピンのドゥテルテ大統領(3日)=ロイター

【マニラ=遠藤淳】ロシアのコバエフ駐フィリピン大使は28日までに、ロシアのプーチン大統領がフィリピンを訪問することを明らかにした。フィリピンのドゥテルテ大統領からの要請を受け入れたもので、プーチン氏が同国を公式訪問するのは初めて。フィリピンは中国と南シナ海の領有権をめぐり争うなか、ロシアとの関係を強化することで中国をけん制するねらいもありそうだ。

コバエフ氏はフィリピンの首都マニラで開かれたフォーラムで、プーチン氏がフィリピン訪問を受け入れたと表明した。現地メディアによると、コバエフ氏は「時期は分からないが、できる限り早期に訪問が行われるよう調整を進めたい」と述べた。

ドゥテルテ氏は10月初めにロシアを訪れ、南部ソチでプーチン氏と会談している。ドゥテルテ氏の公式訪問は2017年に続き2回目で、ロシアとの軍事、安全保障分野での協力拡大に意欲を表明した。

ロシアは軍装備品や海上原子力発電所の東南アジアへの売り込みをねらっている。フィリピンは同盟国の米国から距離を置き、ロシアとの協力関係を深めたい意向をかねて示している。ロシアに続くフィリピンでの首脳会談で協議が進展する可能性もある。

フィリピンは南シナ海の島や岩礁をめぐり、中国と領有権を争っている。ドゥテルテ氏は経済支援を得ることを優先し、融和的な外交を進めているものの、火種はくすぶっている。ロシアとの関係強化は中国に対抗するカードの一つとしたい考えとみられる。ロシアにとっては東南アジアで存在感を高める思惑がありそうだ。

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