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VW、自動運転の新会社 2025年ごろ大規模商用化

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は28日、グループの自動運転技術開発を束ねる新会社を2019年内に設立すると発表した。グループ内に散らばる開発機能を集め、グループ共通の自動運転システムを確立する。「レベル4」と呼ばれる完全自動運転車が対象で、まず商用バンの分野で2025年前後の大規模な商用化を目指す。

VWの自動運転車のコンセプト車(2017年フランクフルト国際自動車ショー)

設立するのは「フォルクスワーゲンオートノミー(VWAT)」。本社はミュンヘンとウォルフスブルクに置く。年内にVWグループ研究所が抱える自動運転関連の人員や資産を新会社に移す。20年には米シリコンバレーに拠点を設立し、21年には中国にも設ける。

トップにはVWの自動運転担当の上級副社長、アレクサンダー・ヒッツィンガー氏が就く。1月にVWに入社する前は、米アップルで自動運転車開発プロジェクトの担当幹部だった。

商用化の最初の事例は小型商用車を使った都市部でのモビリティーサービスになるという。VW商用車ブランドがロボットタクシーのような車両を開発し、ソフトウエアなどのシステムをVWATが開発する。開発したシステムは独アウディなどグループ内の各社の自動運転車の基盤となる見通しだ。

システムの開発にあたっては、提携先の米フォード・モーターと共同で出資する自動運転技術の開発会社、米アルゴAIと連携する。ミュンヘンの拠点はアルゴAIの欧州本社を兼ねる。グループ内の経営資源を集約することで、開発を効率化し、早期の商用化を目指す。

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