JR西日本、長谷川新社長を発表 非鉄道事業に力

2019/10/28 18:52
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記者会見するJR西日本の長谷川一明次期社長(28日午後、大阪市北区)

記者会見するJR西日本の長谷川一明次期社長(28日午後、大阪市北区)

JR西日本は28日、長谷川一明副社長(62)が12月1日付で社長に昇格する人事を発表した。来島達夫社長(65)は代表権のない副会長に就く。2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)の開催が決まるなど経営環境が変わる中、新体制で成長戦略を練り直す。

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来島社長は記者会見で、従来と違いこの時期の交代となった理由のひとつに9月の2日間の役員合宿の存在を挙げた。経営の展望を議論するなかで、来島社長は新体制が必要と感じたという。

大阪市内での31年の新線開業や万博、統合型リゾート誘致など、成長につなげられる機会がいくつもある。人事畑の長い来島社長は「次のステップに進む必要がある」と10月上旬、本人にトップ就任を打診した。

長谷川氏は16年から非運輸業を統括し、新ブランドのホテル開業や沿線以外での不動産事業を主導した。会見では「鉄道事業を基幹として、そのほかの事業でもより良い価値を生みだす」と話した。11月にJR福知山線脱線事故の遺族や被害者に経緯を直接説明してから就任する。

足元で訪日客が急増しているが、中長期の成長には沿線人口が減る中でも稼げる体質の構築が急務。JR西は18~22年度まで5年間の中期経営計画で、連結営業収益に占める運輸業以外の比率を40%(18年度は38%)、30年度には50%弱へ高める目標を掲げる。

JR西は同日、20年3月期の連結純利益が前期比17%増の1200億円になりそうだと発表した。従来予想から15億円上方修正した。改元に伴う大型連休で観光客の利用が増えた。10月の台風19号の影響で特別損失30億円を計上するが吸収する。

長谷川 一明氏(はせがわ・かずあき)81年(昭56年)東大法卒、日本国有鉄道入社。12年JR西日本取締役、16年副社長。三重県出身。

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