住商、豪での水素製造・輸送実験に参加

2019/10/28 18:34
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住友商事は28日、川崎重工業丸紅など5社がオーストラリアで取り組んでいる、「褐炭」と呼ばれる低品質の石炭から水素を製造して日本に輸送する実証実験に加わると発表した。二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代エネルギーとして期待される水素のサプライチェーン構築に参加することで、「脱炭素」に向けた取り組みを強化する狙いがある。

川崎重工などが進める水素輸入の実証に参加する(川重が開発している液化水素運搬船のイメージ)

豪ビクトリア州ラトローブバレーの褐炭から製造した水素を液化し、日本に輸送する実験に加わる。岩谷産業Jパワー、豪電力・ガス大手のAGLなども参加している。設備建設はすでに始まっており、2020~21年に最初の水素製造と輸送試験を始める予定だ。

住商は豪州でCO2を回収して地下に貯留する実証実験にも参加している。例えば水素製造の途中段階で発生するCO2を地下にとじ込めることで大気中の温暖化ガスの増加を極限まで減らす枠組みづくりも視野に入れるとみられる。

同社は8月、石炭火力発電の新規開発を行わない方針を発表するなど、脱炭素に向けた取り組みを推進している。

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