JR東日本120億円減収 10月の台風、車両分は未確定

2019/10/28 18:26
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JR東日本は28日、台風に伴う計画運休などで10月の売上高は約120億円落ち込むとの見通しを発表した。北陸新幹線の基地浸水に伴う車両被害などは算定できておらず、影響額全体はさらに膨らむ見通しだ。2020年3月期の業績見通しは下方修正しなかったが、具体的な影響額が確定し次第、発表するという。

減収額約120億円のうち70億円は計画運休によるもので、残りは被害発生後のものだという。このほか、北陸新幹線は台風19号による河川氾濫などの影響で10編成が浸水した。このうち8編成がJR東のものだった。

赤石良治常務取締役は記者会見で台風の影響について「線路への土砂流入被害への復旧費用や、北陸新幹線の浸水に伴う費用を現時点で具体的に算出するのは困難だ」と説明した。浸水した北陸新幹線の車両取得額から減価償却分を引いた帳簿上の現在価値は約118億円。全て廃車になった場合、業績へのさらなる影響は避けられない。

2019年4~9月期の連結純利益は前年同期比5%増の1885億円だった。同期間としては過去最高だ。ラグビーワールドカップ(W杯)による欧米やオーストラリアからの訪日客増加などで、在来線、新幹線ともに運輸収入を伸ばした。9月に上陸した台風15号に伴う特別損失は29億円計上した。売上高は2%増の1兆5188億円と8期連続の増収で、過去最高を更新した。

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