DeNA会長「起業支援で日本の課題を解決」

経営者会議
2019/10/28 17:38
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ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子会長は28日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し「若い社員を若いうちに外に出して起業を支援し、日本が抱える課題を解決したい」と語った。国内ではスタートアップがなかなか育たないという問題があるが、DeNAは社員を積極的に独立させる考えを強調した。

南場会長は1999年にマッキンゼー・アンド・カンパニーを退職してDeNAを設立した。「DeNAは国内では多くのサービスを提供してきた。ただ、世界で最大級のサービスを提供してきたのは日本企業ではなく、米国のシリコンバレーの企業だ」と語り、今後は日本企業が活躍できる社会を実現することが重要だと述べた。

DeNAは2017年、本人が希望してその部署が同意すれば現在の所属先の意思とは関係なく異動できる「シェイクハンズ制度」を始めた。南場氏は「情熱がある人が圧倒的に良い仕事をする」と話した。受け入れる部署の同意が得られれば半年以内には実現しているという。

講演するディー・エヌ・エー会長の南場智子氏(28日、東京都千代田区)

講演するディー・エヌ・エー会長の南場智子氏(28日、東京都千代田区)

同社は100億円規模のベンチャーファンドも立ち上げた。100億円のうち半分を、同社の社員が独立して立ち上げるスタートアップ企業に出資する。南場氏は「エネルギーをかけて採用してきた優秀な社員の起業を促す」と主張した。会社全体として、社内の事業リーダーや専門職だけでなく、起業するという選択肢も社員に考えてもらう。

南場会長は「DeNA1社が(情報を)独占するのではなく、ゆるやかなつながりをつくる」と語り、DeNAと独立した会社がつながりを保って事業を続ける考えを示した。

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