「体罰受けた」340人 兵庫・尼崎の小中高調査

2019/10/28 17:16 (2019/10/28 20:06更新)
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兵庫県尼崎市教育委員会は28日、市立尼崎高の体罰問題を受けて市立小中高を対象に実施したアンケートで、340人の児童生徒が「体罰を受けたことがある」と回答したと発表した。「体罰を行ったことがある」と答えた教職員も114人いた。児童生徒は対象の85%に当たる1万9275人が回答した。

児童生徒の小中高別の内訳は、小学校は4~6年に尋ね42校中39校の214人だった。中学は19校中16校の89人、高校は4校中2校の37人。大半の学校で申告されており、市教委は「あってはならないことで重く受け止めている」としている。

一方、詳細な聞き取りを終えた高校では市立尼崎高以外に明確な体罰は確認されなかった。稲村和美市長は「軽微な事案も含まれている。精査を進めたい」と話した。

また、体罰をしたことがあると答えた教職員は小学校は26校の63人、中学は16校の43人、高校は3校の8人だった。

アンケートは5月以降、小4以上の児童生徒や教職員、全児童生徒の保護者に体罰を受けたり見聞きしたりしたかを尋ねた。「教員が首をつかんで背中をたたいた」「部活動の顧問が平手打ちし、生徒の口から出血した」などの被害申告や目撃情報があった。

また、市が各小学校に設置し、児童が放課後や長期休業中に利用する学童保育でもアンケートし、児童8人が体罰を受けたことがあり、職員14人が体罰をしたと回答。幼稚園と保育所で体罰を加えたことがあると答えた教職員は3人だった。

市立尼崎高では、男子バレーボール部で部員がコーチから平手打ちされて意識を失っていたことが5月に発覚。硬式野球部でも部長らの体罰が明らかになった。〔共同〕

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