キリンHD磯崎社長「医療と食品つなぎ成長」

経営者会議
2019/10/28 15:08
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講演するキリンホールディングス社長の磯崎功典氏(28日、東京都千代田区)

講演するキリンホールディングス社長の磯崎功典氏(28日、東京都千代田区)

キリンホールディングスの磯崎功典社長は28日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し、次の100年に向け事業の見直しを進めるなか「健康領域を成長事業の柱に据えた」と話した。「グループの技術力を最大限に生かして、食領域、医薬領域にとどまらず、治療、予防、未病を含めた『医と食をつなぐ事業』でイノベーションを起こす」とした。

社長は就任時の2015年時点の経営状態を振り返り、「不退転の決意で改革に乗りだし、低収益事業の再生と再編に乗り出した」と語った。

現在は「創業以来、最も厳しい環境にある」と説く。地球の温暖化現象、世界保健機関(WHO)によるアルコール規制、海洋プラスチック問題、人手不足、地方の衰退など社会が抱える課題が山積している。

次の100年に向けて企業が生き残るために事業ポートフォリオの転換が必要とし、キリンのこれから進むべき企業理念や羅針盤として「CSV(社会との共有価値の創造)経営」を掲げた。

成長の軸の一つが健康領域。QOL(生活と質)の向上、医療費や社会保障費の抑制でも重要な取り組みだ。ファンケルと資本業務提携を結び、商品や研究のシーズを組み合わせることで「新たな価値を創造できる」とみている。キリングループの技術力を最大限に生かして、食領域、医薬領域にとどまらず、治療、予防、未病を含めた「医と食をつなぐ事業」でイノベーションを起こす構えだ。

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