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KPMGインドCEO「インド太平洋、世界をけん引」

講演するKPMGインドのアルン・クマール氏(28日、東京都千代田区)

国際会計事務所グループ、KPMGインドのアルン・クマール会長兼最高経営責任者(CEO)は28日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し、「インド太平洋は経済成長、貿易、イノベーションで世界をけん引する地域となる」と話した。

クマール氏は「中国の広域経済圏構想『一帯一路』政策や局地的な貿易協定が増えている中、安倍政権が最初に枠組みを作り、日米印豪が核となるインド太平洋構想の重要性が再認識されている」と述べた。米国防総省のデータを引用し、インド太平洋地域は世界の国内総生産(GDP)の60%、人口の65%を占めることを強調。今後数十年にわたって世界の貿易、投資の流れや、安全保障の方向をインド太平洋地域が決定づけると指摘した。

オバマ政権で商務長官補佐などを務め、米国の通商政策に詳しいクマール氏は「米国はインド太平洋を貿易を促進する地域として連携を重視している」と話す。

貿易戦争が続き、米中関係が停滞する中、地政学的変化は新たな事業機会を生み出すと指摘。マレーシア、タイ、ベトナムなどが中国に代わる製造業の拠点になることや、年内の妥結を目指している東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が新たな枠組みとなること、インドの役割がカギになっていくことを具体的に挙げた。

日本とインドが経済面で関係を強化できる可能性についても言及した。日本の技術を活用したインドへのインフラ投資、アフリカ市場への共同出資による進出などを提言。さらに人材交流についても触れ「日本にはIT(情報技術)専門人材の大きな需要がある。インドの優秀な技術者が貢献できる」と強調。

「インドと日本のパートナーシップがインド太平洋の要だ」と話した。

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