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「イスラム国」指導者殺害か トランプ氏が声明発表へ

(更新)

【エルサレム=飛田雅則】CNNなど複数の米メディアは27日、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディ容疑者を米軍が殺害したと報じた。トランプ米大統領は27日午前9時(日本時間同日午後10時)に「重要な声明」を発表すると米ホワイトハウスが明かした。トランプ氏は26日夜、ツイッターに「非常に大きな何かの出来事が今あった」と書き込んでいた。

バグダディ容疑者を巡っては、これまでも死亡説が流れた。今回の死亡情報が事実ならば、盛り返す動きもあったISは大きな打撃を受ける。「ISを打倒した」としてシリアからの米軍撤収を正当化していたトランプ氏には追い風だ。

「テロとの戦い」を続ける米国にとっては、2011年の国際テロ組織「アルカイダ」指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害に続く大きな成果となる。

報道によると、米軍は26日にシリア北西部イドリブでバグダディ容疑者を標的にした特殊作戦を実行した。CNNによると、米軍に追い詰められた同容疑者は自殺ベストを爆発させた。当局がDNA鑑定などによる本人確認の作業を始めた。

米誌ニューズウィークによると、トランプ氏は今回の作戦実施を1週間ほど前に承認した。作戦は米軍主導で、国防総省はバグダディ容疑者が死亡した可能性が高いとホワイトハウスに伝えた。

ISは一時、シリアとイラクにまたがる広大な地域を占領した。バグダディ容疑者は2014年6月、この地域でイスラム法に基づく政教一致の「国家」を樹立すると宣言した。インターネットを通じ、世界に過激思想を広めた。イスラム圏だけでなく欧米からも多くの若者らを戦闘員などとして受け入れた。キリスト教会などを狙い世界各地で起きたテロへの関与を認めてきた。

ISは誘拐した外国人らを殺害する様子を撮影して映像をネットで流し、過激さを印象づけた。日本人もフリージャーナリストの後藤健二さんら2人が犠牲になった。

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