韓国、GSOMIA破棄の再考を 米国務次官補
「摩擦解消へ日韓双方に働きかける」

2019/10/26 21:17
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富士山会合で討論するスティルウェル米国務次官補(26日、東京都港区)

富士山会合で討論するスティルウェル米国務次官補(26日、東京都港区)

デビッド・スティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は26日、都内の在日米国大使館で日本経済新聞などの取材に応じた。韓国が8月に破棄を決めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を巡っては「日韓双方に2国間の摩擦解消に向けて働きかける」と述べた。日本に対韓関係の改善を期待するとともに、韓国に破棄の再検討を促す考えを示した。

スティルウェル氏は都内で同日開幕した日米の政府関係者や有識者らが国際問題を話し合う「富士山会合」(日本経済研究センター、日本国際問題研究所主催)に参加するため訪日した。

GSOMIAは11月22日に期限が切れる。北朝鮮のミサイル発射などに対応するため、日米は協定維持を韓国に呼びかけている。スティルウェル氏は「日韓にはより幅広い視点でこの課題をみてほしい」と訴えた。

日本が中東を航行する船舶の安全確保に向け、近海への自衛隊派遣を検討していることについては「日本の貢献に深く感謝している。エネルギーの観点で中東情勢が安定することは米国にとって有益だ」と語った。

米朝の非核化交渉については「引き続き非核化に向けて圧力をかけていく」と強調した。北朝鮮は日本海に向けて弾道ミサイルを相次いで発射しており、「日本に対する北朝鮮の脅威は強く気にかけている」と語った。

富士山会合は今回が6回目で27日まで開く。26日は「東アジアのホットスポット」「2020年アメリカ選挙の争点」などをテーマに話し合った。スティルウェル氏のほか、ニコラス・スナイダー米副大統領特別補佐官、マーク・ナッパー米国務副次官補らが参加した。

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