大雨の死者10人に 千葉・福島、河川の氾濫相次ぐ

2019/10/26 8:01 (2019/10/26 13:06更新)
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土砂崩れに巻き込まれた住宅(26日午前、千葉市緑区)

土砂崩れに巻き込まれた住宅(26日午前、千葉市緑区)

台風21号と低気圧の影響で、千葉県や福島県などでは25日から26日にかけて、半日で1カ月分の雨量を上回る記録的な大雨を観測した。土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、26日正午時点で両県で10人の死亡が確認された。鉄道、通信などインフラにも影響が出ている。2週間前に上陸した台風19号の被災地では地盤が緩んだ地域もあり、二次災害への警戒が必要だ。

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安倍晋三首相は26日、首相官邸で開いた非常災害対策本部会議で「被害状況を迅速に把握し、救命救助活動に全力をあげる」と表明。「被災自治体や関係機関と緊密に連携し、ライフラインの復旧、被災者の生活支援に迅速に取り組むように」と指示した。

記録的な大雨により浸水被害を受けた千葉県佐倉市の住宅地(26日午前9時5分)=共同通信社ヘリから

記録的な大雨により浸水被害を受けた千葉県佐倉市の住宅地(26日午前9時5分)=共同通信社ヘリから

死者は千葉県で9人、福島県で1人。行方不明者もおり、警察や消防が捜索を急いでいる。

国土交通省によると、26日午前6時時点で千葉、福島、茨城3県の18河川で堤防の越水などによる浸水被害があった。土砂災害も千葉、福島、岐阜3県で13件発生。NTTドコモによると、大雨による設備の故障で25日夜から福島県いわき市で通信障害が起きている。

成田空港で3000人が一夜明かす

交通機関も影響を受けた。成田国際空港会社によると、国内線、国際線合わせて48便が欠航。到着予定の30便が目的地を変更した。鉄道やバスの運休により、約3千人が空港で一夜を明かした。JR東日本の一部路線でも土砂が流れ込み、26日午前時点で運転を見合わせている。

千葉県内では帰宅できなくなった公立と私立の児童生徒計約1200人が校舎などに宿泊した。

気象庁によると、25日に千葉県内で観測された12時間の最大雨量は市原市で283ミリ、佐倉市で248ミリ、鴨川市で246ミリ。県内の平年の10月の雨量は佐倉市185ミリ、鴨川市217ミリなどで、半日でこれを上回った。福島県では26日午前8時20分までの24時間雨量が浪江町で251ミリ、相馬市で231ミリに達した。

台風21号は25日夜には太平洋上で温帯低気圧に変わった。

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