サムスントップに裁判長が異例の注文
差し戻し審初公判

2019/10/25 16:53
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【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子を事実上率いる李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が、前大統領らへの贈賄罪に問われた裁判の差し戻し審の初公判が25日、ソウル高裁で開かれた。李氏側は量刑について争う姿勢を示し、執行猶予を得て収監を避ける狙いだ。裁判長は「審理期間中も堂々とトップとして(経営を)やってください」と異例の注文を付けた。

ソウル高裁を出る李副会長ら。100人以上の報道陣が詰めかけた(25日午前)

同事件を巡って、李被告は2018年2月に高裁で懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けていた。19年8月に大法院(最高裁)が複数の贈収賄の疑惑を分離して審理すべきだとして二審判決を破棄して高裁に差し戻した。初公判で弁護団は有罪・無罪ではなく量刑について争う姿勢をみせた。仮に高裁で得た執行猶予が取り消されれば、李被告が再び収監されるためだ。

初公判は今後の審理手順の整理が目的で40分程度で終了した。李被告は自身の名前や生年月日などを話した以外、発言しなかった。次回公判は11月22日で具体的な審理が始まる。審理が順調に進めば年明けにも判決が出る見通しだ。

裁判長は最後に「裁判とは関係ないが」と前置きした上で、「(父親の)李健熙(イ・ゴンヒ)会長は(経営危機に直面していた)1993年に新しい経営方針を宣言して危機を克服した。現在あなたは51歳で当時の会長と同じ年。あなたの宣言はどういうものですか」とサムスンの経営方針について問いかける場面もあった。

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