株、量子コンピューター関連が上昇 個人マネー集中

2019/10/25 20:30
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株式市場で量子コンピューターの関連銘柄が買われている。米グーグルが23日、量子コンピューターを使って最先端のスーパーコンピューターを超える性能を実証したと発表。関連事業や関連技術をもつ銘柄を物色する動きが続いている。

電子機器商社のYKTは25日、一時前日比18%高まで上昇し、連日で年初来高値を更新した。量子コンピューターの研究開発に使う電子部品を取り扱っているとみられ、買いが膨らんだ。

量子コンピューターによる解析に耐える暗号化技術を持つユビキタスAIコーポレーションは、値幅制限いっぱい(ストップ高水準)まで上げる場面があった。

このほか、日本企業向けに量子コンピューターの導入支援などを手掛けるフィックスターズ、テラスカイにも買いが入った。電子計測器メーカーのエヌエフ回路設計ブロックも一時2%高となり、連日で年初来高値を付けた。

市場では「業績に大きく寄与する可能性は低いが、全体の相場が持ち直して個人投資家の投資余力が回復している」(松井証券の窪田朋一郎氏)との見方があった。

ただ個人など短期筋の思惑買いが中心とみられ、NF回路などは高値を付けたのち、大引けにかけて利益確定売りに押された。

一方、量子コンピューターによって暗号資産(仮想通貨)のセキュリティーが機能しなくなるとの懸念が浮上し、代表的な仮想通貨であるビットコインの価格が急落。株式市場でも仮想通貨の関連銘柄は軟調だった。グループで仮想通貨交換業を手がけるマネックスグループSBIホールディングスが売られた。

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