先端宇宙ロボ開発 新興企業を進路に選んだ理由
GITAI・古田悠貴氏、ACES・田村浩一郎社長 前編(日経STARTUP X)

2019/11/1 6:30
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先端技術の研究に携わる学生の就職先として、今やスタートアップが有力な選択肢の一つになりつつある。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」では、実際に大企業以外の進路を選んだ2人の東大出身者を招き、その経緯や新興企業で開発に携わることの意義を聞いてみた。宇宙空間で作業するロボットの開発に携わるGITAI(米カリフォルニア州)のソフトウエアエンジニア、古田悠貴氏は「研究開発を進めるうえでの安定性については、大企業もスタートアップも変わらない」と話す。

古田氏は今年3月に博士号を取得し、4月にGITAIに入社した。もともとは大企業のロボット開発を手掛ける部署への就職を予定していたが、ひょんなことから進路の変更を余儀なくされた。もっとも先輩のつてで入社したGITAIには、やりたい研究に専念できる環境が整っていた。産業構造が激変する今、大企業でも特定分野の研究開発の中止を余儀なくされるケースは珍しくない。「入社後、本来やりたい研究が中止に追い込まれたら、たとえ大企業でも自分はそこを辞めると思う」と古田氏は語る。

GITAIの古田悠貴氏(左)とACESの田村浩一郎社長

GITAIの古田悠貴氏(左)とACESの田村浩一郎社長

そもそも多くの大企業において、古田氏のような理系の博士課程出身者の待遇は「日本は世界的に見て低い」と2人は口をそろえる。人工知能(AI)による動画像解析サービスを創業したACES(東京・文京)の田村浩一郎社長は「日本で博士課程に進む人の多くは、色々な覚悟を持たざるをえないのが現状」と指摘する。

(2019年10月10日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています
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