防衛相、中国の軍事動向「透明性欠く」日経CSISシンポ

2019/10/25 13:00
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講演する河野防衛相(25日午前、東京都港区)

講演する河野防衛相(25日午前、東京都港区)

日本経済新聞社は25日、都内で米戦略国際問題研究所(CSIS)と共催の第16回シンポジウム「米中新冷戦と日本の針路」を開いた。河野太郎防衛相は講演で、中国が無人攻撃機や人工知能(AI)兵器を開発していることを挙げ「中国の軍事的な動きに強い関心を持たざるをえない」と述べた。「目標や戦略を明らかにしておらず透明性を欠く」とも指摘した。

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中国の軍事力強化に関し「最新鋭の兵器の配備が日本の将来の軍事装備にも影響を与えざるをえない」と語った。

日米が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想については「国際秩序を守る開かれた体制だ」と訴えた。オーストラリアやインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力関係を強化したいと説明した。

自衛隊と各国軍との共同訓練や能力構築支援で意思疎通を図っていく意向も示した。

北朝鮮に関しては「弾道ミサイル技術を高めている。未曽有の形で頻繁な発射回数になっている」と強調した。地上配備型の迎撃システム「イージス・アショア」の配備などで日本のミサイル防衛体制を強化する考えを示した。

日米同盟は「日本の国家安全保障の礎石となっている」と話した。民主主義や法の支配といった価値観を共有しているとし「両国首脳がこの価値観を常に守っていくと国民を説得しないといけない」と語った。通商や気候変動の枠組みで協力関係をさらに強化する必要性にも言及した。

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