元米大統領補佐官「中国、秩序に挑戦」日経CSISシンポ

2019/10/25 11:07
保存
共有
印刷
その他

基調講演するマクマスター元米大統領補佐官(25日午前、東京都港区)

基調講演するマクマスター元米大統領補佐官(25日午前、東京都港区)

日本経済新聞社は25日、都内で米戦略国際問題研究所(CSIS)と共催の第16回シンポジウム「米中新冷戦と日本の針路」を開いた。トランプ米政権で国家安全保障を担当したマクマスター元大統領補佐官は基調講演で、中国の国家体制や権威主義について「自由な国際秩序への挑戦だ」と批判したうえで、各国が「公正で透明性のある競争をすることが最善策だ」と強調した。

【関連記事】 防衛相、中国の軍事動向「透明性欠く」日経CSISシンポ

マクマスター氏は広域経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国政府を「国内で(共産党が)絶対的な権力を掌握する一方、近隣国には債務のワナをつくり出し隷属させる関係を築こうとしている」と非難した。従来は中国が経済発展すれば自由主義や法の統治が進むと想定したが「アプローチは間違いだった。中国を再び偉大にするという共産党の野望に目を向けていなかった」と語った。

マクマスター氏は「共産党のもとでの中国は経済も政府の形態も自由化しない。国際ルールに沿って行動しない」と指摘した。日米などが表現、報道の自由、公正な投資を進めることが「中国共産党の戦略を暴露し、汚職を見逃さない」ことにつながると主張した。

一方で「中国と競争するからといって協力できないわけではない。気候変動や環境対策、北朝鮮問題などでも協調できる」とも付け加えた。

国内外の編集者が執筆するニューズレターを平日毎日配信しています。「世界のいま」がつかめ、ビジネスや就活に役立ちます。登録はこちら(電子版有料会員限定)。https://regist.nikkei.com/ds/setup/briefing.do?me=S001&n_cid=BREFT038
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]