米3M、7~9月期は2%減収 中国落ち込み響く

2019/10/25 5:22
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【ニューヨーク=西邨紘子】米スリーエム(3M)が24日発表した2019年7~9月期の決算は、売上高が前年同期比2%減の79億9100万ドルだった。前年同期増収を見込んでいた市場の予想を下回った。中国の落ち込みや自動車向け部材などの需要不振が響き、販売量が1.6%減と落ち込んだ。19年12月通期の業績見通しも引き下げた。

米スリーエムは2019年12月通期の見通しを引き下げた

純利益は同約3%増の15億8300万ドル(約1700億円)。事業売却益などが寄与した。

地域別売上高は、アジア太平洋地域が5%減。主要市場の中国の落ち込みが打撃となった。欧州・中東・アフリカは事業売却とドル高による売上高の目減りが重荷となり、4%減。米国と中南米・カナダはそれぞれ約1%増だった。

事業部門別の売上高は、道路標識やヘルメット、建材を含む「安全・産業」が6%、「交通・電子」が4%それぞれ減収だった。自動車や航空産業向け産業材の落ち込みが大きかった。「ヘルスケア」は事業買収効果で5%増収。「ポストイット」を含む「消費者向け」は2%増収だった。

マイク・ローマン最高経営責任者(CEO)は7~9月期について「マクロ経済的に見た事業環境は引き続き厳しい」と説明。今後、さらに中国と自動車・電子機器などの分野で需要減速が予想されるとした。3Mは、2019年12月通期の売上高の予想範囲を、前の期比で1%減~2%増とした前回見通しから同1~1.5%減に引き下げた。

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