米カジノ大手、日本版IR 横浜を優先的に検討

2019/10/24 17:19
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カジノ大手の米ラスベガス・サンズは24日、日本での参入を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)の候補地について、横浜市を優先的に検討する方針を強調した。国際会議や展示会など「MICE」施設などを含めて、投資額100億ドル(約1兆800億円)規模のIR施設の建設を検討する考えを示した。

米ラスベガス・サンズのジョージ・タナシェヴィッチ氏(右)がIRの進出構想を語った(24日、大阪市)

米ラスベガス・サンズのジョージ・タナシェヴィッチ氏(右)がIRの進出構想を語った(24日、大阪市)

米ラスベガス・サンズの開発責任者を兼務するマリーナベイ・サンズのジョージ・タナシェヴィッチ社長兼最高経営責任者(CEO)が24日、大阪市で開かれた見本市で記者団の取材に応じ「横浜が当社にとって魅力的な大都市だ」と述べた。

横浜市は近接する東京都を含め人口規模や観光資源、人材基盤などに魅力的な要素が多いことなどを評価。候補地の山下ふ頭(横浜市)も「市の中心部に近く、47ヘクタールの用地はIRに適したサイズだ」とした。

同社は8月、大阪での事業参入を見送り、東京・横浜での参入を目指す方針を表明していた。同氏は東京都がIR誘致を表明した場合も「横浜市長の誘致姿勢は積極的。可能性のある都市だ」と強調。専門チームが同市へのコンセプト提案をまとめ、地域にIRへの理解を深めてもらうなどして、同市への進出を念頭に取り組む姿勢を強調した。

一方、海外のIR事業者との競合については「グローバルな実績があり、(当社の)MICE施設の集客力も知られている。他社には追いつけない」と自信を示した。日本国内の協業先企業は「すでに様々な企業と協議しており、すみやかに決めたい」と述べるにとどめた。

展示会には、同様に横浜市でのIR参入を目指している香港のメルコリゾーツ&エンターテインメントの日本法人や、大阪府・市などでの参入を目指す香港ギャラクシー・エンターテインメントの日本法人などが出展し、海外事例や自社の取り組みなどをアピールした。(横浜支局 牛山知也)

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