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八村、上々のNBAデビュー 攻守に存在感

強靱(きょうじん)な肉体と繊細な技を併せ持つ猛者が世界中から集まるNBA。そのコートを駆け回る日本の21歳の姿は、最初から驚くほどに溶け込んでいた。

「あまり緊張はしなかった。練習をずっと積み重ねてチームを信じて、ケミストリーもできていた」と八村。開始5分ほどでゴール下、ミドルシュートとリズム良くリングを射抜く。最終的にチーム2位タイの14得点を挙げた安定感ある攻撃もさることながら、合わせて光ったのが相手の主力に対する守備だった。

マッチアップを任されたのは、自身より身長が約20センチ高いラトビア出身のポルジンギス。昨季は故障で全休したが、2季前に1試合平均22.7得点を挙げているスコアラーに対して八村は体を張った。

「守備のコーチとしっかり、スカウティングで確認していたのが効いたと思う」。持ち前の体幹の強さや瞬発力で簡単にポストプレーを許さず、パスコースも切る。ポルジンギスはこの日23点をマークしたが、八村が出場していた時間の得点は伸び悩んだ。

約25分の出場で14得点、10リバウンド。2部門で2桁の数字を残す「ダブル・ダブル」に加え、数字に残らないチームプレーでも存在感を示したルーキーに、ブルックス・ヘッドコーチは「想像通りのプレーをしてくれた」と納得の表情だ。

豪快なダンクはなく、終盤の追い上げムードの中で放った1本を含む、3点シュート3本は全て失敗。試合後は「試合に勝てなかったので、足りないところがいっぱいあった」とさすがに表情を硬くしたが、「そこそこの仕事ができた」との言葉には自負ものぞいた。

前後半20分ずつの大学バスケと、12分ずつ4クオーター制のNBAとの感覚の違いも口にした八村。早く水に慣れて爆発力を発揮すれば、1人で20点、30点とたたき出す試合も早晩訪れそう――。そんな期待感に満ちた、上々のデビュー戦だった。(ダラス=鱸正人)

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