覚悟迫った新浪氏 サントリー、ビーム統合の苦闘
"やってみなはれ"世界へ(1)

"やってみなはれ"世界へ
コラム(ビジネス)
2019/10/27 2:00 (2019/10/28 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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創業120年を迎えたサントリーホールディングス。社運をかけた総額1兆6500億円におよぶ米蒸留酒大手ビームの買収と、初めて創業者一族以外から新浪剛史(60)を社長に迎えて5年が過ぎた。サントリーの初代社長の口癖を受け継いだ「やってみなはれ」の創業精神は、世界と出合い、どんな変化を遂げているのか。

【次回記事】 山崎vsジムビーム 日米ウイスキー職人の意地

新浪がビームとサントリーの蒸留酒部門を統合してできたビームサントリーの最高経営責任者(CEO)、マット・シャトック(57)に迫ったのは2015年3月のことだ。

「我々は借金して買収したのに、これじゃまるであなたの会社じゃないか。それならあなたが会社を買い取れ」。米シカゴ郊外のビーム本社。CEO室で向き合ったシャトックに、ボコボコ机をたたきながら、英語でまくし立てた。

14年10月にサントリー社長に就いた新浪は、同5月に買収を完了したビームサントリーをどう統治していくかに頭を悩ませていた。

初めてビーム本社を訪ねた時から、何やらいやな予感…

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