テスラ、初の中国工場稼働 黒字化で株価も一時20%高

2019/10/24 6:54 (2019/10/24 7:04更新)
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テスラがEVの試験生産を始めた中国・上海の新工場=ロイター

テスラがEVの試験生産を始めた中国・上海の新工場=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米電気自動車(EV)メーカーのテスラは23日、中国・上海市で建設中だったEVの新工場で試作車の生産を始めたと発表した。2019年末としていた予定よりも前倒しで実現した。世界最大のEV市場である中国での生産が軌道に乗るとの期待から、23日の米国市場の時間外取引でテスラ株は一時、終値に比べ約20%高をつけた。

中国で生産を始めたのは主力小型車である「モデル3」。当初の生産能力は年15万台で、車体部品のプレス加工から塗装、組み立てに至る全工程で試作を始めたという。現在は本格生産と出荷開始に向け、中国当局から生産認可の取得手続きを進めている。

これまで同社の唯一の完成車生産拠点だった米カリフォルニア州フリーモント工場の年産能力は44万台。上海新工場を合わせた年産能力は59万台となり、従来に比べ34%増える。

テスラは現在、フリーモント工場でも多目的スポーツ車(SUV)タイプの新型EV「モデルY」の生産準備を進めており、20年秋以降としていた当初の予定よりも早く、20年夏までに発売する見通しだと明らかにした。

テスラが同日発表した19年7~9月期決算は、売上高が前年同期比8%減の63億300万ドル(約6800億円)、最終利益が54%減の1億4300万ドルだった。コスト削減が進み、3四半期ぶりに最終損益は黒字に転換した。期中のEVの販売台数は16%増の9万7186台だった。販売台数は四半期ベースで過去最高となったが、単価の低い車種の比率が高く、売上高は12%減の53億5300万ドルだった。

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