ボーイング、中型機も減産 事故機種「年内運航再開を」

自動車・機械
2019/10/24 2:32
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ボーイングのデニス・ミューレンバーグCEO=AP

ボーイングのデニス・ミューレンバーグCEO=AP

【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングは23日、中型機「787」の生産ペースを2020年後半から2割落とす計画を明らかにした。中国の需要減に対応する。2度の墜落事故で運航停止が続く小型機「737MAX」については、デニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)が「19年中の運航再開に期待する」と述べた。

座席数が300席前後の787は「ドリームライナー」の名前で知られ、米ワシントン州とサウスカロライナ州で生産している。三菱重工業など日本の重工メーカーが主翼など主要構造部の生産を担い、東レが炭素繊維を供給するなど日本メーカーが深く関わっている。

ボーイングは19年4月に同機の生産を月間12機から14機に引き上げたが、20年後半から12機に戻す。運航が止まった737MAXの代替機としての需要にも期待したが、1~9月の受注が前年同期の4割減の71機にとどまり想定を下回った。

ミューレンバーグCEOは減産の理由を「世界的な貿易摩擦の影響を受け、特に中国の需要の減速が見込まれる」と説明した。737MAXの運航再開については「19年中を期待している」と述べ、従来の「10~12月期の早い時期」との説明からやや修正した。「最終的には各国当局が判断することだ」とも述べ、再開が遅れた場合は「さらなる減産や一時的な生産停止も考慮する」と説明した。

同日発表した19年7~9月期決算は売上高が前年同期比21%減、純利益が同51%減だった。利益水準は市場予想を下回ったが、業績以外に目立った悪材料が出なかったことで、株価は前日終値から一時約4%上昇した。

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