インドネシア、最大野党が与党入り

2019/10/23 20:11
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシアのジョコ大統領は23日、政権2期目の閣僚名簿を発表した。4月の大統領選挙でジョコ氏と争った最大野党グリンドラ党のプラボウォ党首が国防相として初入閣し、同党は連立与党入りした。連立与党が国会の議席で7割強を占め政権運営は安定するが、与党間の利害調整に手間取り、ジョコ氏の政策実現が困難になる恐れもある。

23日、国防相に就任したプラボウォ氏=AP

プラボウォ氏は23日、就任式後に記者団に対して「まずは(国防の)状況をよく勉強したい」と意欲を述べた。プラボウォ氏は21日、ジョコ氏との会談後に「防衛分野でジョコ氏の内閣を支える」と話していた。

プラボウォ氏は長期独裁政権を敷いたスハルト元大統領の元娘婿で、スハルト政権時代には国軍のエリートとして出世街道を駆け上がった。人権侵害などに関わったとされ、スハルト政権崩壊後に国軍を事実上追放された。その後、野党グリンドラ党党首として政界入りし、14年と19年の大統領選ではジョコ氏の対抗馬として出馬した。

強権的なイメージの強いプラボウォ氏の入閣は国内外で議論を呼ぶ可能性がある。ジャカルタ国立大学のウバイディア教授は「人権侵害に関わった人物を入閣させることで国際社会はインドネシアに対して疑念の目を向けるだろう」と懸念する。

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