タベルモ、ブルネイで藻の量産工場を稼働

2019/10/23 20:06
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藻を使った健康食品を開発するタベルモ(川崎市)はブルネイに初の量産工場を建設し、藻の一種であるスピルリナの生産を始めた。たんぱく質の含有量が多いスピルリナの生産を現状の10倍に増やし、安定した供給体制を整える。

タベルモがブルネイで稼働させた藻の量産工場

新設した工場は敷地面積が1ヘクタールで、年間1000トンのスピルリナを生産できる。タベルモはこれまで静岡県掛川市の協力工場で年間100トンを生産してきた。日照量が多く気候が温暖なブルネイは藻類の光合成に適しているという。それを踏まえて初の量産工場の設置場所に選んだ。

藻類は水と日光があれば光合成で増殖する。タベルモが生産するスピルリナは藻類のなかでもたんぱく質の含有量が多く、ビタミンやミネラルも含むため栄養価が高いという。

従来の乾燥スピルリナは苦みが強く、主にサプリメントとして販売されてきた。タベルモは生産したスピルリナを殺菌し、その場で冷凍処理している。苦みや臭みを抑え、料理や飲み物に取り入れやすい健康食品として販売している。

タベルモはバイオ分野の研究開発を手がけるちとせバイオエボリューション(シンガポール)の子会社。藻類の食品への活用に期待し、今回の工場建設費用などとして2018年にINCJ(旧産業革新機構)と三菱商事が17億円を出資した。

(山田遼太郎)

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