中越地震から15年 68人死亡、各地で追悼行事

2019/10/23 17:03 (2019/10/23 19:15更新)
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68人が死亡した新潟県中越地震から15年となった23日、被災した県内各地で追悼行事が開かれた。発生時刻に合わせて黙とうし、犠牲者を慰霊。住民らは「復興への道のりは長く厳しいものだった」と振り返り、被災の記憶を語り継いでいくことを誓った。

新潟県中越地震から15年となり、慰霊碑に手を合わせる市立東山小の児童たち(23日午後、新潟県小千谷市)=共同

新潟県中越地震から15年となり、慰霊碑に手を合わせる市立東山小の児童たち(23日午後、新潟県小千谷市)=共同

児童3人が犠牲となった小千谷市塩谷集落の慰霊碑では、3人が通っていた市立東山小の全校児童21人が手を合わせ、児童代表が「地震の怖さと命の大切さを知った。今生きていることを大切にしたい」などと語り掛けた。献花した6年生の星野慎仁君(12)は「他の地域の災害にもボランティアなどに参加し、人を助けたい」と話した。

震源地の旧川口町(現長岡市)の川口運動公園では、台風19号の被災地へのエールなどが記された500個のバルーンが空に放たれた。

5人が亡くなり、一時全村避難した旧山古志村(現長岡市)では、元村民や花角英世知事らが出席し、追悼式を開催。発生時刻の午後5時56分、犠牲者の名前が刻まれた「希望の鐘」を鳴らし、約300人の参列者が黙とうをささげた。

新潟県中越地震から15年、追悼式会場の近くでバルーンを飛ばす人たち(23日夜、新潟県長岡市)=共同

新潟県中越地震から15年、追悼式会場の近くでバルーンを飛ばす人たち(23日夜、新潟県長岡市)=共同

住民代表の田中仁さん(59)は「この経験を伝えることが災害復興に関わる人の役に立つと信じている」と述べた。式後、会場周辺で当時の村民数と同じ2167個のキャンドルに火がともされる中、住民らが同じ数のバルーンを飛ばした。〔共同〕

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