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ルノー系韓国工場、生産半減も 受託生産の交渉不調で

ルノーサムスンの釜山工場は稼働率を落としている=同社提供

【ソウル=細川幸太郎】仏ルノー傘下の韓国ルノーサムスン自動車が生産台数半減の危機に直面している。同社唯一の生産拠点、釜山工場での製造請け負いの受注交渉が不調なためだ。同工場では日産自動車の多目的スポーツ車(SUV)「ローグ」の受託生産が年内にも終了。代替車種がなければ2018年実績(21万台)比で生産台数が半減する恐れがある。

釜山工場では18年実績でローグを年間10万台程度生産していた。ローグの抜ける穴を埋めて工場稼働率を維持するため、年明け以降に受託生産する車種をルノーグループと交渉してきた。韓国自動車業界によると、日産の欧州向けSUV「キャッシュカイ」が有力だったが、23日までに生産計画が白紙になったとルノーサムスンが部品会社などに伝えたという。

同社は現在もルノー側に代替車種の割り当てを要請している。ただルノー側は、労働組合が強くストも断行した釜山工場への生産委託をためらう向きもあり、今後の受注獲得は見通せない。

足元でローグの生産量は減少しており、10月以降は同工場の生産規模を25%減らした。現時点で年明け以降の生産計画は固まっておらず、追加の希望退職募集など抜本的な経営再建策が求められる可能性もある。

ルノーサムスンはセダンやSUVを釜山工場で生産して主に韓国内向けに販売してきた。ただ現代自動車などとの競争で販売は低迷している。ルノーグループに生産車種を割り当ててもらって同工場の雇用を維持してきた経緯がある。

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