中谷美紀主演のドラマ 総合商社が舞台、女性に焦点

文化往来
2019/10/26 2:00
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中谷美紀主演の連続ドラマ「ハル~総合商社の女~」(テレ東系、月曜夜10時)の放送が21日に始まった。2018年からの同局の枠は「ドラマBiz」と呼ばれ、働く社会人を主軸に置き、経済ドラマを制作してきた。これまでヘッドハンティングの現状や銀行や企業、町工場の再建、そして昨今問題になりやすいセクハラやパワハラについて切り込み、話題を作ってきた。

「ハル~総合商社の女~」の第2話の一場面。自宅で仕事をする中谷美紀演じる海原晴。(C)テレビ東京

「ハル~総合商社の女~」の第2話の一場面。自宅で仕事をする中谷美紀演じる海原晴。(C)テレビ東京

第7弾となる今回の舞台は総合商社。ラーメン屋からコンビニ、海外の病院など多岐にわたり事業を展開する日本独特の業態にクローズアップする。部署ごとの壁や厳しい出世競争を背景にした男性社会に、歯に衣(きぬ)着せぬ言葉で立ち向かうシングルマザー、海原晴を中谷が演じる。好きな仕事を楽しくしたいという気持ちを描き、経済ドラマを敬遠しがちな女性の視聴者をターゲットに据えた形だ。

「ハル~総合商社の女~」第2話。左から藤木直人、中谷美紀。(C)テレビ東京

「ハル~総合商社の女~」第2話。左から藤木直人、中谷美紀。(C)テレビ東京

17日の記者会見では、主演の中谷美紀のほか、相手役でテレビ東京の連続ドラマ初出演の藤木直人らが登壇した。中谷と藤木は16年に放送された「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(TBS系)以来のコンビで、今作では元夫婦の関係を演じる。

撮影時のエピソードには、経済ドラマならではの難しさも。中谷は「ビジネス用語の部分では、やはりNGを出してしまうこともある」と苦労を語った。また藤木は撮影の合間に息抜きとしてルービック・キューブを楽しむといい、劇中での知的な印象と重なる。

見逃し放送にも力を入れる。動画配信サイト「GYAO!」や「Paravi」で再放送をするほか、本編に描ききれなかった話を「チェーンストーリー」といった短編の形で配信する。月曜の夜10時台は各テレビ局の競争が激しい時間帯だ。新しいターゲット層とネットを駆使した配信でどこまで同枠の注目を集められるか。

(前田龍一)

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