ボーイング、民間機部門のトップ交代 事故対応で責任

自動車・機械
2019/10/23 5:51
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【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングは23日、民間航空機部門のトップ交代を発表した。2度の墜落事故を起こした「737MAX」の運航再開に取り組んできた同部門のケビン・マカリスター最高経営責任者(CEO)が同日付で退任した。運航再開の遅れや情報開示の不備に関する責任を取ったと見られる。

退任したケビン・マカリスター氏(2017年6月、パリ航空ショーで)=ロイター

マカリスター氏は737MAXが米連邦航空局(FAA)の認証手続きを受けていた2016年11月に民間航空機部門のトップに就いた。同機の認証を巡っては18日、16年当時の同社のテストパイロットが、事故原因とされる機体制御システムについて「ひどいものだ」などと同僚に送ったメールの存在が明らかになった。

FAAはボーイングが数カ月前にメールの存在に気づいていながら、当局に報告していなかったと指摘。同社の情報開示や管理体制に批判が出ていた。737MAXの運航再開にもメドが立たず、社内でもマカリスター氏の責任を問う声が出ていたという。

後任にはサービス部門のトップだったスタン・ディール副社長が就いた。デニス・ミューレンバーグCEOは同日の声明で「規制当局や顧客との約束を果たし、信頼を取り戻す」とコメントした。同社は23日に19年7~9月期決算を発表し、ミューレンバーグ氏が再発防止の取り組みや運航再開の見通しを説明すると見られる。

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