ロシア・トルコ首脳、クルド勢力の撤退で協力

2019/10/23 5:50
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22日、ロシア南部ソチで共同記者会見するプーチン大統領(右)とエルドアン大統領=AP

22日、ロシア南部ソチで共同記者会見するプーチン大統領(右)とエルドアン大統領=AP

【ソチ=小川知世、イスタンブール=木寺もも子】ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は22日、ロシア南部ソチで会談した。クルド人勢力の掃討を掲げてトルコがシリア北部で展開している軍事作戦を巡り、クルド人勢力を北部の国境地帯から撤退させることで合意した。一方、米国とトルコが合意した5日間の停戦は同日に期限を迎え、クルド人勢力は別の国境沿い地帯からの撤退を完了させたとしている。

ロシア、トルコ両首脳が共同記者会見で発表した合意内容によると、ロシア軍とシリアのアサド政権軍は23日正午(日本時間同日午後6時)からシリア北部に入り、「シリア民主軍(SDF)」などクルド人主体の武装勢力をトルコ国境から30キロ以上シリア側に離れた場所まで退去させる。

SDFなどの退去は150時間以内に行われる。その後は国境線から10キロの範囲のかなりの部分をロシアとトルコが共同管理するとしている。

ロシアはシリアのアサド政権の後ろ盾になっている。ロシア大統領府によると、プーチン氏はシリアのアサド大統領に合意内容を説明した。アサド氏は合意を支持したという。

米国とトルコが17日に合意した別の国境沿い地帯を巡る停戦合意は22日夜に期限を過ぎた。トルコ国防省は23日、クルド人勢力が合意した地帯からの退去を完了させたと米国から通知されたことを明らかにした。トルコがSDFの撤退を認定すれば、シリア北部で9日以降展開している一連の軍事作戦が終了する可能性がある。

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