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米バイオジェンとエーザイ、アルツハイマー薬承認申請へ

【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬のバイオジェンとエーザイは22日、共同開発しているアルツハイマー病の新薬について、2020年に米国で承認を申請すると発表した。早期アルツハイマー病患者を対象とした治験で、認知や日常生活に関わる機能で症状悪化を遅らせる効果が認められたという。承認が実現して商品化されれば、大きな需要が見込める。

承認申請を目指す新薬アデュカヌマブ(一般名)は、脳内のたんぱく質「アミロイドベータ」を標的とする。3月に十分な効果が認められないとして治験を中止したが、結果を再分析したところ、高用量を投与した一部の患者に効果が確認できた。重篤な副作用も認められなかった。

これを受けて米食品医薬品局(FDA)と相談し、承認申請の手続きを進める方針を固めたという。欧州や日本など他の地域でも承認申請を予定している。

バイオジェンのミシェル・ヴォナッソス最高経営責任者(CEO)は「早期アルツハイマー病の症状悪化を抑制する最初の治療薬を患者に届けられることを期待している」とコメントした。発表を受けて22日、米株式市場でバイオジェンの株価は急騰。前日終値比の上昇幅は一時、4割に達した。

アルツハイマー病を中心とした認知症は、高齢化などにより世界的に患者数が急増している。潜在的需要の大きさから製薬各社が新薬開発を競うが、治験失敗による開発中止や撤退も相次いでいる。過去2年で米メルクやイーライリリー、スイス・ロシュなどが開発中のアルツハイマー治療薬の治験を中止していた。

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