米通商代表「まだ課題ある」 中国と25日に電話協議

トランプ政権
米中衝突
2019/10/22 6:06
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【ワシントン=鳳山太成】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は21日、中国と閣僚級の電話協議を25日に開くと明らかにした。このほど中国と貿易問題で暫定的に結んだ部分合意には「まだいくつか解決すべき課題がある」と指摘した。合意文書の詳細を詰めたうえで、11月中旬に首脳間での署名をめざす方針を改めて示した。

10日、中国の劉鶴副首相(左)を出迎えたライトハイザー氏(中)とムニューシン氏=ロイター

米中貿易協議の責任者を務める同氏が、ホワイトハウスで開かれた閣議で「目標は(トランプ大統領が)チリを訪れるまでに第1段階の合意を終わらせることだ」と述べた。米中首脳は11月中旬にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせて会談する可能性がある。米中は21日に事務レベルでも協議した。

ロス米商務長官は21日のFOXビジネステレビで「(中国との合意内容が)正しい取引でなければいけない。11月である必要はない」と強調した。拙速な交渉は避けるべきだとして、必ずしもチリでの署名にこだわらない考えを表した。

米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は21日、ほぼすべての中国製品に制裁関税を広げる「第4弾」の残りについて、交渉が順調にいけば12月15日の発動を取り下げる可能性を示唆した。

米中両政府は11日までに開いた閣僚級協議で、特定分野に絞って暫定合意した。米政権は、中国が今後2年以内に米農産品の年間購入量を最大500億ドル(5兆4千億円)に増やすと主張しているが、中国は認めていない。知的財産権の保護など合意文書を作り上げる過程で、再び対立する可能性がある。

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