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NYダウ反発し57ドル高 米中対立の懸念後退や業績期待で

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】21日の米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前週末比57ドル44セント(0.2%)高の2万6827ドル64セントで終えた。米中対立を巡る懸念が和らぎ、投資家心理が改善した。米企業の決算発表が今週ピークを迎えるなか、好業績を期待した買いが相場を支えた。

10月に開いた米中貿易協議について、中国の劉鶴副首相が「多くの分野で重要な進展があった」と述べたと19日に伝わった。市場では「米中は早期の解決を望んでいる」(ヒンズデール・アソシエイツのビル・リンチ氏)との見方を誘った。中国関連とされる銘柄が買われ、建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)などが上げた。

21日は米長期金利が上昇し、利ざや改善を期待した買いが銀行株に入った。銀行株は前週に市場予想を上回る2019年7~9月期の発表が相次ぎ、見直し買いも入りやすい。JPモルガン・チェースは上場来高値を更新する場面があった。

21日に決算と同時に示したコスト削減方針が好感された資源開発のハリバートンが大幅高となり、シェブロンやエクソンモービルといった石油株も連れ高した。

新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)11」の好調な売れ行きなどが評価され、アナリストが目標株価を引き上げたアップルも買い優勢となり、上場来高値を更新した。

航空機のボーイングが4%近く下げ、相場の重荷となった。2度の墜落事故を起こした小型機「737MAX」の欠陥を16年の段階で認識していた可能性がある件で、米議会が調査を強めていると伝わった。アナリストによる投資判断の引き下げも相次いだ。1銘柄でダウ平均を90ドル近く押し下げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前週末比73.444ポイント(0.9%)高の8162.987と約1カ月ぶりの高値で終えた。アップルに加え、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど主力株や、半導体関連株が買われた。

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