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シーメンス・ガメサ、破綻の独陸上風力事業を買収

【フランクフルト=深尾幸生】独シーメンスの風力発電機子会社のシーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー(SGRE)は21日、4月に経営破綻した同業の独センビオンの陸上風力発電機や維持サービス事業などを買収すると発表した。価格競争が激しい風力発電機業界は淘汰が進んでいる。買収で規模を拡大しつつ、サービス事業も取り込み、収益性の向上につなげる。

センビオンの欧州の陸上風力発電機事業の大部分と設備の維持サービス事業、知的財産のすべてを買収する。ポルトガルのブレード(羽根)生産拠点も買収対象に含む。センビオンの従業員の約6割に相当する約2千人がSGREに移る。買収額は2億ユーロ(約240億円)で、2020年3月までに買収手続きを完了する予定だ。

買収によってSGREが請け負う維持サービスの規模は13%増え6900万キロワット(69ギガワット)分になる。サービス事業は発電機事業と比べ、価格変動が小さい長期契約のため、収益を見通しやすい。重電各社は安定収益源としてサービス分野に注力している。

センビオンは、インドの風力発電機事業など、今回の買収対象にならなかった事業について、今後も売却先を探す。

SGREは17年に独シーメンスの風力発電機部門と、スペインのガメサが統合して誕生した。洋上風力では世界最大手で、陸上風力ではヴェスタス(デンマーク)に次ぐ欧州2位だ。

シーメンスは火力発電機などのガス・電力部門を分社し、SGREと統合させて20年9月までに「シーメンス・エナジー」として上場させる。上場後は連結対象から外す方針を掲げている。

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