岡山電気軌道(岡山市)は21日、岡山空港とJR岡山駅西口を結ぶリムジンバスに同社の観光路面電車「おかでんチャギントン電車」をイメージしたラッピング車両を投入した。側面や後部にCG(コンピューターグラフィックス)アニメのキャラクターを大きく描いたほか赤、青、緑の水玉模様で仕上げた。いっそうのPRを通じて、電車利用客の増加につなげる。
これまで観光バスとして運用していた2013年製の車両を転用し、路面電車と同じく岡山市出身の工業デザイナー、水戸岡鋭治氏が外装のデザインを担当した。他社と共同運行する1日20往復以上の便のうち、4往復に充当する。
同社は岡山駅東口と新岡山港(同)を結ぶバス路線にも、同様のラッピング車両を導入済み。小嶋光信社長は「陸と海に加えて、空の玄関口からも楽しい雰囲気を感じてほしい」と話した。