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東京国際映画祭10月28日開幕、日本の作品に光

国内最大の映画祭、第32回東京国際映画祭が10月28日から11月5日まで、東京・六本木ヒルズを中心に開催される。ラグビーのワールドカップや来年の東京五輪・パラリンピックなど、国際的なイベントで世界的に日本が注目されているとして、例年よりも日本作品に光を当てたプログラムとなっている。久松猛朗フェスティバル・ディレクターは「日本の映像文化を広く紹介し、その魅力を改めて再発見・再認識することは大変意義のあること」と話す。

オープニング作品は山田洋次監督の「男はつらいよ お帰り 寅さん」。第1作の公開から今年で50年を迎えた国民的人気シリーズの22年ぶりとなる新作だ。GALAスクリーニング作品として周防正行監督の新作「カツベン!」を上映。日本文化の象徴ともなっているアニメーションの紹介を強化し、新たに「ジャパニーズ・アニメーション」部門を立ち上げる。日本初の長編カラーアニメーション作品として知られる「白蛇伝」(1958年)の4Kデジタルリマスター版を上映するほか、「エースをねらえ! 劇場版」(79年)や2019年公開の「天気の子」「プロメア」など、新旧取り混ぜて特集上映する。また大林宣彦監督の新作を含めた5作品の特集上映や、今年亡くなった女優・京マチ子の追悼特集もある。

一方、映画祭の柱であるコンペティション部門には、世界115の国・地域から1804作品の応募があり、その中から選出された14作品で最高賞の東京グランプリを競う。矢田部吉彦プログラミング・ディレクターは選出のポイントとして「挑戦しているか、刺激を受けるか、楽しませてくれるかをキーワードにした」という。日本作品では足立紳監督「喜劇 愛妻物語」と手塚眞監督「ばるぼら」が選ばれた。審査委員長は中国出身で世界的に活動する俳優のチャン・ツィイー氏。

長編3作目までのアジアの新鋭監督作品を対象にした「アジアの未来」部門には8作品を選出。日本のインディペンデント作品を対象にした「日本映画スプラッシュ」部門には森達也監督、原一男監督(特別上映作品)といったベテランから長編デビューの新人監督までバラエティーに富んだラインアップとなった。

最終日の閉幕セレモニー会場で上映するクロージング作品として当初予定していたマーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」は、上映環境の問題で別会場に変更され、「特別招待作品」の枠での上映となった。それに伴い、今年のクロージング作品はなくなり、代わりにコンペティション部門の東京グランプリ作品を閉幕セレモニー会場で上映する。

(関原のり子)

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