ボリビア大統領選、決選投票へ 現職リードも苦戦

2019/10/21 14:48
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【サンパウロ=外山尚之】南米ボリビアで20日、任期満了に伴う大統領選が投開票され、4選を狙う反米左派のエボ・モラレス大統領(59)と中道のカルロス・メサ元大統領(66)が決選投票に進むことが確実となった。モラレス氏は大衆迎合的な政策で低所得者層からの支持を集めてきたが、憲法を無視して出馬を強行した手法に批判が集まり、メサ氏の追い上げを許した。

ボリビアのモラレス大統領(20日、ラパス)=AP

ボリビアのカルロス・メサ元大統領(20日、ラパス)=AP

決選投票は12月15日が有力視されている。モラレス氏は再び勝利したと述べ、決選投票を拒否する姿勢を示した。

選管当局によると、モラレスの得票率は43.8%で、メサ氏が39.3%で続いた。当選には過半数を獲得するか、40%以上の得票を得た上で2位に10ポイント以上の差をつける必要がある。

2006年に大統領に就任した先住民出身のモラレス氏は分配重視の政策を実施し、天然ガスなど資源売却で得た富を低所得者向けの支援やインフラ投資に回してきた。格差是正で高成長を実現した功績に対する国民の評価は高い。

ただ強権的な手法に対する批判は根強い。16年には4選を可能にする憲法改正の是非を問う国民投票を実施し、僅差で反対が賛成を上回ったが、モラレス氏は結果を無視し、出馬を強行した。最終的に自身の影響下にある憲法裁にこれを認めさせた。こうした強権的な手法を嫌う層の得票をメサ氏が取り込んだ。

次期大統領は20年1月22日に就任し、任期は5年。

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