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八王子市で移動式薬局 ウエルシア会長が支援

移動式薬局「モバイルファーマシー」の運用で八王子市などが連携する。(19日、東京都八王子市。中央は石森孝志・八王子市長、左は池野隆光・ウエルシアホールディングス会長)

東京都八王子市と八王子薬剤師会、東京薬科大学は薬剤師が自動車に乗って医療用医薬品を販売する移動式薬局「モバイルファーマシー」の運用を始める。調剤薬局の営業が困難になった地域に出動する。ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD)の池野隆光会長が専用車両を提供した。薬剤師教育にも活用し、災害対応の最善策を探っていく。

八王子市などは21日、同市役所でモバイルファーマシーの運用で連携する協定を結んだ。災害時は八王子市が支援先を決め、薬剤師会が薬剤師を派遣する。平時は車両を東京薬科大に置き、薬学生の授業に使う。

八王子薬剤師会の橘隆二会長は「200~300種類の医薬品を積み、小型の薬局と同じ機能を持たせる。行政と地域の医療機関と組んで災害時も患者の健康を守りたい」と意気込んだ。

モバイルファーマシーは東日本大震災の被害により、薬局が機能不全に陥った経験から開発された。宮城県や大阪府などで使われ、今回が全国で15台目。

車両などの資金を提供したウエルシアHDの池野隆光会長は「災害対応は自治体ごとに動いてもらうのが最も早い。ウエルシアも近隣店舗から物資支援するなど協力方法を探りたい」と話した。また薬局がない過疎地域での運用方法を探る機会にもなることへ期待感を示した。

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