ベネズエラ、1~3月期GDP27%減

2019/10/19 21:36
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【サンパウロ=外山尚之】ベネズエラ中央銀行は18日、1~3月期の実質経済成長率(GDP)が前年同期比で26.8%のマイナスだったと発表した。前年実績を下回るのは21四半期連続。マドゥロ政権の失政に米国の制裁が加わり、経済の崩壊に歯止めがかからない。

経済が崩壊状態の中、ゴミをあさり食べ物を探すベネズエラ国民(9月、カラカス)

現在の統計発表方法になった1997年以来、過去最低を記録した。米国の経済制裁により、最大の外貨獲得手段である原油輸出が減少したことが響いた。ハイパーインフレの影響で、製造業や消費などすべての分野で前年実績を大幅に下回った。前期比では23.7%のマイナスだった。

ベネズエラは世界最大級の原油埋蔵量を誇るが、財政規律を無視したばらまきや価格統制に代表される歴代左派政権の失政により、経済混乱が続いている。すでに全人口の14%に相当する450万人が国外に移民や難民として流出しているとされる。

中央銀行は5月から、これまで公表してこなかった経済統計の数字を発表するようになった。米国の制裁で経済が破綻したというマドゥロ政権の主張を補強する狙いがあるとみられる。

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