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男子バレー、東京五輪に弾み W杯で28年ぶり4位

2019/10/19 20:52
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国内外に鮮烈な印象を残した2週間だった。15日まで国内で行われたバレーボール男子のワールドカップ(W杯)で、大会前の世界ランキング11位の日本は8勝3敗で28年ぶりの4位に食い込んだ。石川(パドバ)と西田(ジェイテクト)の二枚看板が安定し、弱点だったミドルブロッカー(MB)では小野寺(JT)が台頭。攻めのサーブから守備で粘るスタイルは強豪にもある程度通用した。3大会ぶりに出場する東京五輪に向け、選手たちはいっそうのレベルアップを誓っている。

イタリアに勝利し、喜ぶ日本。左から小野寺、西田、石川=共同

イタリアに勝利し、喜ぶ日本。左から小野寺、西田、石川=共同

「日本は大きく進歩している」。15日の最終戦で日本に敗れた世界6位のカナダをはじめ、敵将の多くが躍進ぶりを称賛したのはホスト国へのリップサービスだけではなさそうだ。

中でも「極めて爆発的な選手」と名前があがったのが19歳のサウスポー西田。高い跳躍力から繰り出す強烈なサーブは超速で、なおかつ振れ幅が大きい。1試合平均3本のエースを奪うだけでなく、相手の得点源を正確に狙ってレシーブをことごとく乱した。

石川や柳田(ユナイテッド・バレーズ)の強打、小野寺らのフローターサーブも精度が高く、苦しい態勢から放たれた相手のスパイクは小野寺らMBとサイド陣がきっちりブロックに当てて切り返す。高さやパワーに劣る日本が長年磨いてきたのがサーブであり、「ようやく誇示できた」と中垣内監督。強豪ではスタンダードの「トータルディフェンス」を随所に見せた。

コート脇で試合を見守る時間が長かったベテラン清水(パナソニック)も「ブロックとディフェンスの関係、数字に左右されないプレーが勝利につながっていた」と振り返る。攻撃ではセッター関田(堺)から小野寺の速攻、石川のバックアタックなど多彩な攻撃が繰り出され、マークの分散で石川や福沢(パナソニック)、西田のサイド攻撃がより生きるという好循環が生まれた。

今大会は過去のW杯と違って五輪出場権がかかっておらず、日本がストレート勝ちしたイタリアなどは若手主体の陣容だった。「五輪では海外勢が目の色を変えてくる」と2008年北京大会経験者の福沢。日本W杯史上初の8勝を手放しで喜ぶ選手はいない。

あくまで目標を高く掲げているからだろう。石川や福沢は、疲労を考慮して欠場することもできた14日のブラジル戦に志願して出場。全勝優勝の王者から1セットを奪う粘りを見せた。表彰台を占めた3カ国には全敗とあって石川は「強豪国とは力の差がまだある」と話したが、全員の思いを代弁するかのようにこうも付け加えた。「ブラジルと競り合うところまでは成長している。チャンスは大きい」。前向きな言葉で大会を総括していた。(鱸正人)

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