香港人の男、台湾で自首か 「逃亡犯条例」発端の事件

2019/10/19 9:47
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【香港、台北=共同】香港政府が「逃亡犯条例」改正案を提起するきっかけとなった台湾での殺人事件で、香港メディアは18日、容疑者の香港人の男が台湾の警察当局に「自首する」意向だと伝えた。男は現在、別の罪で、香港で服役しており、面会を重ねる香港聖公会の牧師が明らかにした。

香港政府は、林鄭月娥行政長官が18日、自首を決めたとする男からの手紙を受け取ったと発表。男は政府に関連手続きの協力を求めたという。

香港政府は4月、この殺人事件を理由に、犯罪人引き渡し協定を結んでいない中国本土や台湾などにも、香港当局が拘束した容疑者の引き渡しを可能にする条例改正案を立法会(議会)に提出。改正案は市民の激しい反発を招き、4カ月以上続く抗議活動が起きた。

男は23日に刑期満了で出所する見通し。牧師によると、男は自分の過ちの責任を取るため自首する意向を示したという。

一方、台湾の法務部(法務省)は18日までに、殺人事件についても香港側で法的手続きに基づき処理されるべきだとの立場を表明した。司法当局は昨年12月に男を殺人容疑で指名手配しており、台湾入りすると逮捕するとみられる。

男は昨年、恋人の香港人女性と台湾を訪れ、口論の末にホテルで女性を殺害、香港に逃げ帰ったとされる。香港当局は女性の銀行カードで金を引き出したなどとして、資金洗浄の罪で男を起訴した。

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