印大手財閥リライアンス、純利益18%増 7~9月期

アジアBiz
2019/10/19 2:22
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【ムンバイ=早川麗】インド大手財閥リライアンス・インダストリーズ(RIL)が18日発表した2019年7~9月期の連結決算は、純利益が1126億ルピー(約1700億円)と前年同期に比べ18%増えた。主力の石油関連事業は原油価格の下落や国内需要の落ち込みで減益だったが、携帯電話事業と小売業の一般消費者向けの分野が急成長し、収益を支えた。

出店拡大で小売業が伸びた(RILが展開するムンバイ玩具販売店)

売上高は1兆5576億ルピーと6%増えた。規模が最も大きい石油精製・販売事業が2%減、石油化学製品事業は12%減と振るわなかった。一方、携帯電話を中心とするデジタルサービス事業は契約者が伸びて43%増収となり、小売業も出店拡大で27%の増収だった。

利益面では消費者向け事業の貢献が一段と目立っている。営業利益に相当するEBIT(利払い・税引き前利益)を事業別にみると、石油精製・販売が7%減、石化事業が6%減だった。これに対し、携帯などのデジタル事業、小売業はともに6割超の増益となった。

16年9月に子会社を通じて新規参入した携帯事業は、契約者数が3億5000万人を超えた。1契約当たりの月間平均収入(ARPU)は120ルピーと4~6月期の122ルピーをわずかに下回ったが、契約者数が伸びて収益を拡大している。

RILは時価総額と利益額でインド最大の企業だ。インドでは経済成長の鈍化で自動車など業績が悪化する企業が増える中、RILは四半期ベースで過去最高の利益を記録し、底力を見せた。

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