タイ、自動車生産の年間見通しを15万台引き下げ
19年は200万台に修正

2019/10/18 22:11
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【バンコク=岸本まりみ】タイ工業連盟(FTI)は18日、2019年の自動車の年間生産台数見通しを従来の215万台から200万台に引き下げたと発表した。米中貿易摩擦の影響で輸出向けが振るわないうえ、自動車ローンの引き締めでタイ国内向けも減速している。国内の買い替え需要で生産が伸びた前年実績を8%下回る水準にとどまる見通しだ。

タイの国内販売向けの自動車生産は減速が目立つ(3月、バンコク国際モーターショー)

今年1月に発表した見通しから輸出向けは10万台、国内向けは5万台引き下げた。新たな生産見通しはそれぞれ100万台に修正した。

同時に発表した9月の自動車生産台数は前年同月比7%減の16万9474台だった。前年同月を5カ月連続で下回る。

仕向け地別にみると、輸出向けは8%減の9万1119台。オーストラリアやアフリカ向けなどが減速した。

国内向けは7%減の7万8355台。輸出の減速を国内需要が補う構図が続いてきたが、家計債務の拡大を懸念するタイ中央銀行の要請で自動車ローン審査が厳格化され、国内市場が冷え込んでいる。

1~9月の累計生産台数は157万2627台で、前年同期を2%下回った。18年は国内の好調が後押しし、年間自動車生産台数が約216万台に達した。貿易で逆風も吹く中、FTIは5年ぶりに乗せた200万台の大台を守りたい考えだ。

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