雨中の捜索、二次災害警戒 宮城・丸森町

2019/10/18 21:16
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台風19号により土砂災害が発生し、複数の犠牲者が出た宮城県丸森町の廻倉(まわりぐら)地区では18日、断続的に霧雨が降る中で警察官や自衛隊員が行方不明者の捜索に当たった。現場に続く道路が少しずつ復旧し、重機も被災から1週間近くを経てようやく投入。夜に雨が強まる見込みの中、二次災害を警戒しながら急ピッチで岩や土砂をかき分けた。

土砂崩れに巻き込まれた民家の周辺で行方不明者を捜索する警察官(18日、宮城県丸森町)

土砂崩れに巻き込まれた民家の周辺で行方不明者を捜索する警察官(18日、宮城県丸森町)

この日は警察と自衛隊が計約200人で、家屋のあった周辺や川の下流を捜した。自衛隊の重機が無数に散乱する巨大な岩を除去。警察官らは雨で湿った地面を踏みしめながら、岩の間や土砂に埋もれた車の周りを注意深く調べていた。

家族が巻き込まれ、連日現場を見守っているトラック運転手の大槻恵太さん(36)は、九州から駆け付けた親族と共に作業を不安そうに見つめていた。捜索を指揮した宮城県警の高嶋文智機動隊長は「雨が降れば二次災害の危険も高まる。慎重な判断が求められる」と緊張した様子だった。

町内では携帯電話に大雨への警戒を呼び掛けるメールも。被災者にとって週末に予想される雨は大きな不安の種だ。役場には「備えは大丈夫か」と被害拡大を懸念する問い合わせが相次いだ。

町中心部の自宅が浸水し、親戚の家に身を寄せる安斎より子さん(86)は泥をかき出す作業中に町からのメールが届き「毎日掃除してせっかくきれいになってきたのに。いつになれば戻れるのだろう」とうなだれた。

〔共同〕

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