旧島津邸、重要文化財に 神奈川県庁舎も指定へ

2019/10/18 18:29
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国の文化審議会は18日、明治時代に鹿鳴館を手掛けた英国人建築家の設計による洋風邸宅「旧島津家本邸」(東京・品川)や、庁舎建築の先駆けとされる神奈川県庁舎(横浜市)など6件の建造物を新たに重要文化財に指定するよう、萩生田光一文部科学相に答申した。近く答申通り指定され、建造物の重要文化財は2509件(うち国宝227件)となる。

横浜市の神奈川県庁舎(同県提供)=共同

1917年完成の旧島津家本邸は、建築家ジョサイア・コンドル最晩年の名作。本館はれんが造りに白タイル張りで、玄関のステンドグラスや中央ホールの大階段など華やかな飾りが特徴だ。

神奈川県庁舎は28年に完成。先代の庁舎が関東大震災で被災したため鉄骨鉄筋コンクリート構造を採用した。横浜港に出入りする船員から「キングの塔」と親しまれたシンボル的な塔が中央部にあり、庁舎建築のモデルにもなった。

このほか、国会議事堂の正門近くに置かれ、全国各地で標高を測る際の基準となる高さを示す施設「水準原点」(東京・千代田)や、真言宗御室派の大本山「金剛寺」(大阪府河内長野市)の指定も求めた。

また、しょうゆの醸造業が発展した兵庫県たつの市の龍野地区など2地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう答申。保存地区は120地区となる。〔共同〕

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