ドリームインキュベータ、50億円規模のファンド設立

2019/10/18 16:19
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経営コンサルティングのドリームインキュベータ(DI)は日本のスタートアップ企業に投資する最大50億円規模のファンドを設立した。創業初期や新規株式公開(IPO)が視野に入る企業を対象に投資する。ファンドの設立とあわせて投資先のスタートアップを中心に人材を紹介するサービスを始め、資金面以外の支援にも力を入れていく。

ドリームインキュベータはスタートアップへの投資を目的としたファンドを設立した

1号ファンド「DIMENSION(ディメンション)」はみずほ銀行やあかつき証券、個人投資家から出資を受けた。さらにファンド運用の専門子会社であるディメンション(東京・千代田)を設立し、ファンドを運営していく。

運用期間は9年に設定し、20社程度に出資先を絞って密接に支援する形態をとる。創業初期の「シード」や「アーリー」、IPO前の「レイター」の段階にあるスタートアップを出資対象とする。投資領域はインターネットサービスから「ディープテック」と呼ばれる先端技術に携わる企業まで、幅広い企業への支援を模索する。

第1号の投資先として、新興国向けの小口融資事業を手がける五常・アンド・カンパニー(東京・渋谷)に出資した。出資額は非公開だが、事業の成長を加速させる段階の「シリーズC」の資金調達に参加したという。五常は8月にも国際協力機構(JICA)などから26億円を調達しており、五常のシリーズCでの合計調達金額は42億2000万円となった。

投資先となるスタートアップに人材を紹介するサービスの名称は「CAREEPOOL(キャリプール)」。スタートアップに転職したい人に対し、投資先を中心としたスタートアップの求人情報を提供する。創業者と一緒に経営を支える幹部候補となるような人材の転職活動を支援する方針だ。

DIは2000年の創業から多くのスタートアップの投資・育成を手がけ、28社のIPOを実現させている。これまでは自己資金での投資が中心だったが、幅広い出資の相談を受ける機会が増え、自己資金による投資だけで対応することが難しくなってきたという。

ディメンションの宮宗孝光社長は「ファンドの枠組みを使って他社との連携を図り、多面的な支援に取り組みたい」と話している。

(潟山美穂)

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