大企業は宝の山 眠れる技術を輝かす
quantum・高松充社長 後編(日経STARTUP X)

2019/10/25 6:30
保存
共有
印刷
その他

博報堂の子会社のquantum(東京・港)が運営するスタートアップスタジオには起業家だけでなく大企業も熱い視線を注ぐ。しばらく前に開発されながら埋もれたままになっていた技術に光を当て、quantumの社員らが協力して事業化に結びつける取り組みが進んでいるからだ。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した高松充社長は、企業の事業を切り出す「カーブアウト」を成功させる秘訣は「生活者が気づいていないニーズを実現させること」と力説する。

リストバンドを巻いた手でハイタッチすれば、相手のプロフィルがタブレット端末に表示される――。婚活パーティーで利用されているこの人体通信技術は、もともとパナソニックが開発したもの。同社の担当者は、quantumとの連携によりスピーディーな製品化が実現したと語る。quatumは企業と連携し、こうした最先端技術や眠れる技術の社会実装に道筋をつける役回りを果たしている。同様の事例は今後も相次ぎ誕生する見通し。高松社長は「企業は宝の山」と話す。

左からquantumの高松充社長、志和敏之チーフエンジニア、パナソニック インダストリアルソリューションズ社の山田亮プロジェクトマネージャー

左からquantumの高松充社長、志和敏之チーフエンジニア、パナソニック インダストリアルソリューションズ社の山田亮プロジェクトマネージャー

企業の独自技術による新事業などを外部に切り出すカーブアウトの成功例は決して多くはない。軌道に乗せるための秘訣は何か。高松社長が強調するのは徹底した生活者ニーズの見極めだ。「生活者があきらめていたニーズの実現、社会が変化するなかで新たに生まれたニーズの先取りが重要だ」と指摘する。

(2019年9月10日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]