駐EU米大使、トランプ氏に距離「指示に失望」
ウクライナ政策巡り

トランプ政権
2019/10/18 8:20
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領がウクライナ政府に野党・民主党のバイデン前副大統領の調査を働きかけた疑惑で、ゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)大使は17日に議会証言に非公開で応じた。トランプ氏からウクライナ政策について顧問弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長と調整するよう指示を受けていたと明かし「とても失望した」と表明した。

議会証言に臨むソンドランド駐EU米大使=AP

ソンドランド氏はトランプ氏の大口献金者で、ジュリアーニ氏とともに「親トランプ派」の1人とみられていた。トランプ氏に距離を置く発言をしたことで、側近のトランプ離れが広がる可能性がある。

米メディアによると、ソンドランド氏は議会に提出した書面で「ウクライナを含む外交政策に責任を持つのは国務省の職員であり、(ジュリアーニ氏のような)大統領の顧問弁護士ではない」と主張。トランプ氏の指示に失望を感じながらも最終的には「大統領の指示に従った」と説明した。

これに関連し、マルバニー大統領首席補佐官代行は17日の記者会見で、トランプ氏がウクライナへの軍事支援をいったん保留したのは同国に民主党に関する調査に取り組むよう促すためだったと説明した。これまでトランプ氏は「軍事支援は調査の見返りではない」と主張してきた経緯があり、米メディアはその矛盾を批判的に報じた。

これを受け、マルバニー氏はその数時間後の声明で「軍事支援と調査にはいかなる見返りの関係もない」と表明。会見での説明を翻し、火消しに走った。

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